Leadership Circle Profile™
「リーダーの行動やマインドセットが、自社の目的達成やビジネスパフォーマンスに対して、どのようなプラス効果、マイナス効果を与えているだろうか?」
The Leadership Circle Profile™ (LCP)は、この問いに対する答えを、スナップショットの形でご提供しています。それにより、詳細な情報を瞬時にわかりやすく可視化できます。
リーダーシップ・サークル・プロファイルは2つの主要なリーダーシップ領域(クリエイティブ・コンピテンシーとリアクティブ傾向)を計測できる唯一無二の手法です。 これは、その人の持つ信念、先入観など、私達の行動の大部分を司る思考の習慣を測定します。 リーダーがこれらの洞察を得ることで、革新的な変化に高いレバレッジをかけることができます。
LCPは広範囲にわたる多様な科学的研究の成果を反映し、統合しています。 LCPは、アセスメント手法において、最先端かつ世界最高基準であり続けるために、 進化を続けています。 Institute for Psychological Research and Application (IPRA 心理学研究応用機関)は、厳密な統計的分析および方法論分析を行った結果、以下のように結論づけています。「リーダーシップ・サークル・プロファイルは内部整合性があり、リーダーシップ開発におけるアセスメントとして根拠があり有効です。リーダーシップ・サークル・プロファイルにおける、サイコメトリクスの特性は強力です。」
従来のリーダーシップ・アセスメントとは異なり、360°リーダーシップ・アセスメントでは、一人のリーダーが高いコンピテンシーを発揮すべき相手となる全ての人々、すなわち上司、同僚、仲間、直属の部下などのあらゆるレベルの関係者にアンケートへの協力を依頼してフィードバックを集め、そのリーダーのリーダーシップに関して、スキル、態度、影響力、全般的な効果性、その他の主要なリーダーシップのコンピテンシーが評価されます。リーダーシップ・サークル・プロファイルがユニークなのは、リーダーシップの内面(心理面)と外面(行動面)の特性を組み合わせて、クリエイティブ・コンピテンシーとリアクティブ傾向を測定する唯一の360°アセスメントである点です。360°アセスメントのフィードバックでは、リーダーは自身の効果的なリーダーシップの発現度について、現時点での強みや弱みなど、他者にどのように認識されているか、より深い洞察を得られます。
一般的な360°アセスメントは解釈するのに時間がかかりますが、リーダーシップ・サークル・プロファイルは、重要な課題が瞬時に明らかになるよう、あらゆる情報がまとめられています。リーダーシップ・サークル・プロファイルのデータから、そのリーダーの何がうまくいっていて、何がそうでないのか、またそれはなぜなのか?という全体像を一目瞭然に理解することができるのです。リーダーの 自己評価スコア (太線)と、評価者の 総計スコア (緑色の網掛け)が同じグラフ上に重ねて表示されるため、リーダーは、内部評価による現在の立ち位置だけでなく、リーダーシップ・サークルが世界中から集積したリーダーシップ・データベースとの比較も瞬時に可視化され理解できます。
サークルの上半分は、リーダーの効果性に貢献するクリエイティブ・コンピテンシーを表しています。 これは、高い充実感と優れた業績の達成につながるリーダーシップを発揮するための主要な行動・振る舞いと、内面的な思い込みの指標です。 「クリエイティブ・コンピテンシー」は、詳細な研究に基づく、リーダーに求められる重要なコンピテンシーです。結果達成の度合い、他者の能力を引き出しているか、ビジョンを持って組織を率いているか、自らの成長に力を注いでいるか、誠実に且つ勇気をもって行動しているか、システム(組織やコミュニティなど)の向上に貢献しているか等を測定します。
クリエイティブ側面のスコアが高い場合、効果的なリーダーシップの発現度とビジネスパフォーマンスのレベルの高さに相関関係があります。
サークルの下半分は、自己制限的なリアクティブ傾向およびリーダーシップ行動を示します。 リアクティブ側面には、効果性、本質的な表現、他者を力づけて能力を開花させるリーダーシップを制限してしまう内面的な思い込みが反映されています。 リアクティブ傾向では、結果を生み出すことよりも慎重さを、生産的な行動よりも自己防衛を、協力関係の構築よりも攻撃性を優先している可能性があります。このような制限をかける傾向には、それぞれ何をするとうまくいくかについての思い込みがあります。例えば、他者に認められること、自分の考えやセルフイメージを守ること、自分だけで結果を勝ち取ることなどが挙げられます。
リアクティブ側面のスコアが高い場合、クリエイティブ・コンピテンシーのスコアや効果的なリーダーシップの発現度の低さに相関関係があります。
LCPは、それぞれのリーダーに固有のOS(オペレーティングシステム)、すなわち、クリエイティブとリアクティブの両領域の行動が起こる源になっている、内面的な思い込みや前提に関する洞察を与えてくれます。 いかに内面的な思考の世界が、リーダーシップスタイルとして(それが効果的であるか否かに関わらず)変換されるのかを知ることは画期的で、変容を促す可能性につながります。リーダーシップ・サークル・プロファイルは、リーダーとして望むものを創り出すためのアウェアネスを高めます。
LCPはリーダーシップのユニバーサル・モデル(普遍的モデル)をベースに構築された唯一の360°アセスメントです。このモデルは、リーダーシップと成人発達に関する最新かつ最高レベルの研究によって支持された理論を基盤とし、すべてビジネスパフォーマンスと効果性を裏付ける統計分析によって立証されています。
外側のサークルはLCPで測定された29項目のそれぞれの結果を表示しています。内側のサークルの項目は、外側のサークルにある項目を8つの項目に集約したものです。
同じ項目の隣接する項目同士は似たような行動パターンを表し、正の相関関係があります。 隣同士の項目は、プラスの相関関係を持つ、類似の振る舞いパターンを表します。 サークルの反対側に位置する項目とは相反する行動パターンを表し、負の相関関係があります。
すべてのスコアは、パーセンタイルスコア(百分順位)で示されています。これはグローバル基準ベースと比較されています。67パーセンタイル以上は高スコア、33パーセンタイル未満は低スコアとみなされます。リーダーシップの効果性に関する質的および量的データで構成される250万件のデータベースから、リーダーの強みとマイナス要因に対する極めて貴重な洞察を提供します。
サークルの外側および内側に表示されたすべての項目に加え、サマリー指標を示す長方形のスケールがサークルの周囲に配置されています。これらは、すべての要素をまとめたもので、データの主要なパターンや要点を提供しています。
リアクティブ‐クリエイティブ スケールは、クリエイティブ項目とリアクティブ項目のバランスを示します。
関係性-任務バランスは、は、リーダーの「目標達成」と「他者との関わり」のコンピテンシーのバランスの度合いを示したものです。
リーダーシップポテンシャルの活用は、上記で測定された項目の総合スコアを、LCPを受けた他のリーダー達の総合スコアと比較した、最終的なパフォーマンス評価を提示します。
リーダーシップの効果性は、リーダーの総合的な効果性を測る指標です。
コーチと話す準備はできましたか?
あなたが自分自身をどのように見ているかを知ることが、リーダーシップ開発への第一歩です。
あらゆる民間または公的な組織のリーダーとリーダーシップチーム。教育者、人事プロフェッショナル、コーチ、心理学者、研究者など:リーダーシップの効果性を向上させ、その原動力となる根底にある思い込みを理解したいと考えている個人または組織。
Leadership Circle Profile™マネージャー版は、さらにパワーアップしたリーダーシップ・サークル・プロファイル(LCP)です。LCPマネージャー版は、ビジネスにおける包括的な事業展開の方向性の決定や実行の任務を担う中間レベルや現場のマネージャー、管理職、チームリーダーといった方々に役立つように焦点を当てて開発された、革新的な360°リーダーシップアセスメントです。
リーダーシップ・サークル・プロファイルは20ヶ国語に対応しています!
LCPの結果に関するデブリーフ・コーチングでは、以下のような内容の対話が行われます。
はい。 リーダーシップ・サークル・プロファイルを開発するために、6年間にわたって広範におよぶサイコメトリクスの分析が行われました。 妥当性を測定するあらゆる方式において統計的に有意です。 詳しくはリーダーシップ・サークルのホワイトペーパーをご覧ください。
過去100年以上にわたり、リーダーシップと心理学に関する主要文献を広範にわたり徹底的に調査研究しました。効果的なリーダーシップを引き出すスタンスとコンピテンシーについては大きく見解が一致しています。 詳しくはリーダーシップ・サークルのホワイトペーパーをご覧ください。
いいえ 。リーダーシップ・サークル・プロファイルは、開発・成長の学びを促進するようデザインされています。このツールでは、内面の信念の構造を測定し、そのためより強力かつ繊細な情報を引き出すので、調査結果については秘密厳守として扱うことを最優先としています。さらに、リーダーシップ・サークル・プロファイルはリーダーシップ能力を測定するものであり、パフォーマンス評価プロセスで追跡される勤務成績ようなものを測定するためにはデザインされていません。 参加しているマネージャーには、上司との対話の中で、結果に関するフィードバックを求めること、またプロファイルからどのような学びがあったかを話し合うことをお勧めしています。
各プロファイルの所要時間は15分から20分です。たとえば、あなたのチームに10人のメンバーがいて、それぞれがフィードバックをリクエストしていたら、全員のプロファイルを完成するのに3時間強の時間がかかることになります。これは、忙しい人にとっては長時間の作業です。 これを軽減するため、アンケート回答プロセスは、一度に完了する時間がなかった場合、中断してもまた途中から再開できるよう設計されています。 プロファイルの作成については最大限の柔軟性を持たせてあります。効果的なフィードバックをすることは、マネージャーにとって最も重要な職務のひとつです。リーダーシップ・サークル・プロファイル360°リーダーシップ・アセスメントを活用すれば、効果的なフィードバックのお役に立てます。
いいえ。提出されたフィードバックは完全に機密情報として扱い、匿名性は厳守されます。 私たちはこの点を非常に厳しく考えています。 どれほど厳しいかといえば、個別に分けたグループごとに提出いただいたフィードバックが3人未満の場合、スコアレポートは提供しません。ただし、あなたの上司にはお渡しします。あなたの上司の仕事はあなたを成長させることであり、フィードバックをすることも責務の一部です。 あなたは、上司、また、上司の上司としてご自身で指名した方から直接フィードバックを受け取ります。他の全てのスコアはグループ平均としてレポートされ、誰が何を言ったかは、あなたにはわからないようになっています。
こちらのホワイトペーパーには、私たちの360°リーダーシップ・アセスメントと他の360°アセスメントの比較の詳細を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
“リーダーシップ・サークルに出会ったとき、とても素晴らしいものを見つけたと思いました。 リーダーシップ・サークル・プロファイルは従来のコンピテンシーをベースとした評価のアプローチとは異なります。この360°のアセスメントは、あなたのリーダーシップを加速させ、習慣化している思考と行動の関係性についての理解を助け、これら全てのことがリーダーとしての現状の効果性にどのようにインパクトを与えているかを理解するのに役立つようデザインされています。取締役会、社員、そして私自身が成長への計画を策定し、リーダーシップ・ディベロップメントにおいて何に新たな重点を置くのかを決めるのに役立ちました。”
ケイト・エバレットリンチ財団 エグゼクティブディレクター